
▲(株)株式会社KMK
代表取締役社長 川島隆教氏
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株式会社KMK代表取締役社長の川島隆教氏より「つながる力が生むシナジー〜地域企業と学校が創る持続可能な未来〜」という演題でお話頂きました。
高校卒業後インドネシアに渡り自社製品の販売設置に携わりました。後にシンガポールで語学を学び日本に戻りました。金型業界は職人気質の方が多く社員とのコミュニケーションがうまくいかず苦労しました。その後一度会社を離れ、その時小売業で学んだ経験が今大きく役立っております。リーマンショック後、民事再生も経験し幾多の試練を乗り越え再建しました。当社は金型の設計製作およびプラスチック成形加工・組立がメインです。他には3Dプリンターを使った試作品製作やOEM品製造などを行っております。また、信大繊維学部内に研究室を持ち学生たちと連携しながら多岐にわたり事業を進めております。
坂城町には新たなモノづくりの種を見つけていこうと産官学共同で経営革新塾「オシボリソン」があります。坂城町のイメージキャラクター「ねずこん」を用いて町を盛り上げるグッズ開発プロジェクトでは信大生と坂城町、商工会議所、町内企業から代表者が集まりアイディアを出し合い製品化しています。材料はペットボトルの蓋や廃材を再生し循環経済を推進しております。それぞれの強みを生かした技術の連携や、知的資産の形成、ビジネスモデルの構築、未来戦略の策定を目指しています。リーマンショックを期に結成されたこの塾は、厳しい環境の中でも協力し合って生き抜くチカラをつける貴重な機会になっています。
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