宮内さんから商売40年の歩みと成功のポイントについてお話いただきました。
商売を創業してから40年間で64店を出店。現在は32店、半分は閉店してきました。
68年初めて長野に進出した時、当時の大手には取引を断られ、しかたがなく同世代のマンションメーカーと取引すると時代の波に乗り大当たりをしました。そのとき店を見に来た同業を見て、追い抜きたいと思いました。72年石堂の店を160坪に改装増床し、勝負をかけたところ非常に良く売れ、多くのメーカーとも取引ができるようになりました。80年ごろが街のピークだったと思います。DCブランドの流行もありましたが、その後衰退に伴い、自社編集の売り場を作りました。今では当社の強みになっています。
87年に4C会メンバーの影響もあり、郊外型店舗の出店をはじめました。そして90年からは郊外型大型店の出店をはじめました。同じ1店舗でも売上高の大きさが違います。ただ、現在は環境が悪いため小型のテナント店を出しています。07年からは、出店攻勢に転じたいと考えています。
商売は時代の波に乗せるのが大切だと考えています。ところが社員は守りの姿勢で、変えようとせず、今までの延長で仕事をしようとします。これは危険なことだと思います。特にファッションの仕事をしているとお客様と一緒に歩んでいると、急にダメになることがあります。未だにミセス相手の商売で成功した会社はありません。店を作って10年以上経ったら、店の対象年齢を大幅に若返らせる改装が必要です。
常に若い人を対象にし、時代の波に乗せていくのが商売のポイントです。
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