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戸田会長から「綿半の歴史、時代の変遷と経営」創業４０８年、法人にして５７年、北信進出３０年 という演題でお話をいただきました。
綿半グループは安土桃山時代の慶長３年西暦１５９８年創業で４００年以上続いている国内でも数少ない会社です。初代から１３代目まで綿屋半三郎を代々襲名し、現在１５代目になります。初代は織田家の武士でしたが、飯田に根をおろし、綿の栽培を広め、商いを始めました。江戸時代は綿絹布等の繊維や御用金を扱い庄屋も勤めていました。
明治の初めより農機具関係の金物を扱い始め、建設関係や家庭金物も扱うようになりました。昭和２２年の飯田大火災のあと、２４年に法人となり再スタートしました。その後土木建設機械資材や家庭金物を扱い、土木工事建設工事を行う総合サービス産業を目指して発展してきました。現在、綿半ホールディンググループと野原グループの２つの企業グループと社会福祉法人で構成されグループ年商は１６百億強です。
長い間綿半は松本までを商圏と決めており、東北信の方とは住み分けてきました。ところが長野の方が南下してきたため、やむなく昭和５０年に長野に進出することになり、当時３７歳の私がその任にあたることになりました。それから３０年 理不尽との戦いの連続でしたが、がんばればできるという思いと結果はすべて数字に表れるという信念でやってきました。長年の業績と長年の功績は人に何も言わせない力があると最近感じています。
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