青木社長から「味噌屋からみそサービス産業へ」という演題でお話していただきました。
すや亀の味噌の生産量は年350トンですが、安茂里のマルコメさんが年9万トンで風間のマルモさんが年3千トンの生産量です。特色のある商品作り、経営を心がけています。片足は必ず味噌に置く味噌関連商品の開発を数多く行うとともに、味噌の本質を追求し原材料や製法にこだわった究極の味噌を商品化しています。
昭和50年に長野に帰ってきましたが当時スーパーマーケットが出店し従来の取引先の食料品店が退潮傾向でしたので、通信販売を味噌と味噌漬けから始めました。たくわんやしろうり野沢菜等の漬物、くるみみそやふきみそのビン詰、みその菓子、フリーズドライやレトルト商品など開発した関連商品も扱い通信販売も柱になりました。
もうひとつの柱が小売飲食への進出です。本店の立地は良いわけではありませんが、観光シーズンになるとお客様が来店されるようになりました。そこで昭和60年に飲食を併設した小売店舗を作りました。このとき竹村社長には貴重なアドバイスを数多くいただきました。お昼の焼きおにぎりと味噌汁がヒットし一年後には売り上げも安定しました。焼きおにぎりはおにぎり宅配便という商品にもなりました。
今後は「右手にロマン、左手にソロバン、背中に我慢」をモットーにし、顧客満足の追求と従業員満足の追求をビジョンにして経営にあたり、それぞれ25%の売上比率の通信販売と小売の売上を倍増し、全体の売上高を50%アップするとともに卸を含めた3本柱の比率を三分の一づつにしたいと考えています。
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