株式会社信州コミュニケーションズ専務取締役関が「オンリーワンを目指して」という演題でブルーカードについて話をしました。
ブルーカードは買物ポイント専用のカードです。買物ポイントはグリーンスタンプが昭和36年に台紙にシールを貼る形ではじめたのが最初です。コンピューターや通信の発達により、シールやスタンプがPOSレジや専用端末で読込、サーバーでデータとして管理されるようになりました。
15年ほど前に航空会社のマイレージが社会現象になり、主婦層に支持されていたポイントが誰もが貯めるものになりました。全国的にはTカード、楽天カードやポンタカードが広く普及しています。これらのカードは多くの企業で使用できる共通カードになっており、使える提携先が増加し続けています。またポイントカードに電子マネーやクレジット機能を搭載したダブルカードも普及しています。
長野県内の市町村でも商店街や商工会単位で多くのポイントカードが発行されていますが、会員数・取扱高ともに上がらず苦戦しているようです。ブルーカードは長野県内で使われるカードとして、会員数のシェアが高く、取扱高も大きい全国的に見ても非常に珍しい成功事例になっています。これは4C会の加盟企業が母体になってブルーカードを普及させたからです。
野村総研の調査によるとポイントの販売促進効果は値引の効果の5倍になるそうです。この効果を利用したポイントアップキャンペーンやブルカ券封入クーポン、ターゲットDMなどを利用して、地元企業が全国チェーンに対抗できるように、これからも長野県民と地元企業によるポイントの地産地消を進めていきたいと考えています。
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