|
データサイエンティストの坂岡雅志氏に「ビックデータのトレンドと中小企業価値あるデータ活用」という演題で講演していただきました。
短大卒業後「牛角」の運営会社ベンチャー・リンクに就職し、５年間の間に基幹システムの設計を経験しました。その後の５年間で携帯やスマホのアプリ開発、メーカーのブランディング、通販事業の経営コンサルタントに従事しました。今３２才で、東京での１０年間でシステム設計とマーケッティングが出来るようになりました。
現在は「ＥＬＭＮＴＳ of
JPN」という自身のアパレルブランドを立ち上げ海外進出を進めているところです。中小企業庁の支援を受けてアメリカのシアトルに渡り活動を開始し、ブランド展開を始めることが出来ました。
データにはワンシステムで管理できるスモールデータがあります。ものすごく大量の顧客データでマーケッティングに活用している場合でも単体システムの場合はスモールデータに分類されます。ビッグデータとは複数のシステムを組合せ、外部データとも連携して使うものです。社内の複数のシステムを連携させ、さらに政府のデータや気象情報、交通量データ等も使う、社内外のデータを混ぜて使うものです。ビックデータではなくても、自社や特定のサービス、企業に関するソーシャルメディア内での評判やユーザーのモチベーションを知ることができるミドルデータの活用方法もあります。
ビッグデータもスモールデータも、自社の事業を客観的に見つめるための事実としては同じ価値を持っています。事業・業績の改善は事実の細分化と比較によって、事業の実態や結果の原因をつきとめ、よりよくするための対策を分析に基づいて的確に打つことで実現します。
|
