
▲小林昌良氏(株式会社グローバルユニット代表取締役社長)
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株式会社グローバルユニット代表取締役社長小林昌良氏から「ゆるぎないこだわりが世界へ」という演題でお話しいただきました。
レーサーにあこがれ、20歳の時、資金稼ぎのため始めたパブが大当たりしポルシェを買うくらい儲かりましたが、多店化に失敗し借金が残りました。返済のため始めた損保保険代理業で借金を完済した後、千曲市で10坪の古着屋を始めました。
厳選した古着、クオリティの良いものをセールなし、通販なしで販売し人気が出ました。自分が気に入った本当に良いものを扱いたくて、ジーンズのメッカである岡山のメーカーへ日参し、製法にこだわった良いものを作ってもらいました。最初は門前払いでしたが、現在は30社の家内工業的なメーカーと取引し、品質を重視し、工賃を余計払っても良い物を作ってもらっています。メーカーの方は工程を工夫し見た目が同じ製品を安く作ることが良いと考えがちです。逆に縫い方等に徹底的にこだわってもらい1年間使った後に満足してもらえる商品を作っています。
直営店での販売以外にも、他店から分けてほしいという要望が多くなり、現在は国内110店、欧米とアジアの16か国30店舗に取引先が増えています。
裏方である職人さんに、雑誌等に登場していただきヒーローになってもらい、その子供たちにメーカーを継いでもらい、これから協力して成長したいと考え実施しています。
アメリカに住んだ時に感性がダメになりかけました。色彩が豊かな長野県を拠点にして感性を磨きながら事業を展開していきたいと思います。
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