ヘアサロンアルファ代表杉山一真氏より、「美容業界に見る30年間の変化と今後」と言う演題でお話いただきました。
昭和28年牟礼に生まれ、高校卒業後に東京へ上京し美容業界に入りました。当時の美容業界はまだ徒弟制度が残っており、三度の食事から洗濯までやりながら技術の勉強をした時代です。技術を磨いてアジアのヘアショーを勝ち抜き、ヨーロッパの世界大会に出場しました。その時訪れたフランスで美容師の社会的な地位の高さに驚きました。日本もこうならねばと決意したものです。
東京へ出てから10年後の81年長野市にヘアサロンアルファを創業しました。長野の女性の話題の美容室になり、売上も順調に伸びました。多分に体育会系のところがあり、親からクレームが来たこともありますが、社員の育成、技術の向上には徹底して取り組みました。90年から10年間ほど続いたカリスマ美容師ブームもあり、優れた部下だけで30人が独立しています。一人500人の顧客としても1万5千人の顧客が当社から離れた計算になります。現在は長野市内で5店舗経営しています。
「原理原則を守る」「直言する部下を持つ」「優れた幕賓を持つ」の3つを信条に経営を行っています。01年に東京表参道に出店、東京に3店あります。
悩みが深く、なかなか立ちなおれないときにキリスト教に出会い、04年洗礼を受けクリスチャンになりました。聖書の力で救われ元気になれましたし、仕事に対する解決策も聖書からいただいております。
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