有限会社美倉の倉島社長にスピーチをいただきました。
現在は3店舗で年商6億円の商売をしています。前社長の父親には昔から大変感謝していましたが、5年前に父が代表権をはずしてからは一段と尊敬の念が深まり、社長としてキャッシュフローを大切に、黒字を大切に経営に当たっています。
雲上閣「美山亭」は祖父からの土地で樹齢200年になる松林の中に、土地の傾斜と自然と景観を最大限に生かし、父が精魂こめて作った店舗です。高級料理店なので成り立たないのではないかと悪口を言われたそうですが、景観、食材、サービス、コンセプトが支持されています。
大型展望居酒屋「欅屋びくら」は最初で最後の父親との合作の店です。ウエストプラザ長野10階の素晴らしい展望を楽しみながら、気楽な気持ちで入れる店を目指しています。開店当初は予算を下回り、志願して店長をやらしてもらいました。2年目に売上がピークになり、繁盛店になりました。このときの必死に仕事をした店長経験が現在も役に立っています。
炉辺焼「いぶし銀」は開店からまだ7カ月の店です。魚と肉の目利きは多いのですが、野菜の目利きはいません。鬼無里で父親が作っている野菜と高くても市場でよい野菜を買って提供しています。和食を通じてお客様の日本人としてのDNAに訴えかける店にしたいと思っています。
「経営者は目先の利益ではなく、長期ビジョン」「家業がいい 強い店を繋ぐ 経営者は次の経営者を育てる」「会社の大きさはトップの大きさ 自己研鑽」等々のことを考えながら経営をしていきたいと思っています。
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