学校法人長野日本大学学園山崎隆晴理事長に長野日大高校の歴史と現状についてお話していただきました。欠席の方には学校案内を同封しました。
学校の経営は生徒が来てくれれば安泰です。今年も320人の募集に対しもう推薦入学で297人がすでに決定しており、入試テストであと30人程入学者を取る予定です。平成16年に10億円かけて中学を開校しました。平成23年には11億円をかけて小学校を開校する予定ですが、両方とも自己資金で賄い、銀行借入はありません。
出生数の減少で全国どこでも生徒の総数は年々減少しています。私立高校は県内に16校ありますが、昨年二次募集をしなかったのは日大だけです。授業料が安く、今年から無料になる公立高校は統廃合で90校が87校になりましたが、昨年64校が二次募集を行いました。さらに統廃合が進む予定です。
生徒の学力も向上を続けており、全国統一模試で県内において長野高校についで2位の平均偏差値を獲得しました。大学合格者数も伸びています。過去3年間で国公立大学は東大、京大を始め146名、私立大学も早稲田10名、慶應4名以下合計903名が進学し、現役進学率は89.9%になりました。
昭和34年設立当初は県内の公立高校を校長で定年退職された有能な6名の方を中心に20台の若手で公立のやり方で運営しましたがうまくいきませんでした。昭和40年から私立らしいやり方に変えてから成果が出てきました。
「学力向上はまず人づくりから」を校是とし、長野高校に勝つために躾、挨拶、服装を良くし、学力向上や進学に結びつけてきました。「任怨」という中国の古い言葉をよく使います。生徒に人間としての正しい心を身につけさせるためには、嫌われても注意しなければならない、これは教師の責任であり義務であると徹底しています。
「師表」という言葉もよく使います。これは人の師となり、手本となると言う意味ですが、生徒は教師を選べないのですから、教師はやっている姿勢を生徒に見せなければいけません。姿勢は移りますから、教師が本気になってやれば、生徒は必ず良くなります。最近はそこまでしなくともと、先生を止めるほど良くやってくれています。
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▲学校法人長野日本大学学園
山崎隆晴理事長

▲講師紹介をする花岡久ニ氏
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