日本プロゴルフ協会会員で長野カントリークラブ所属プロの東 直樹氏から「ゴルフの楽しみ方」という演題でお話ししていただきました。
昭和38年に長野市に生まれ、高校までは野球中心の生活でした。高校野球では注目を浴びていましたので、早慶戦にあこがれ、その延長でプロ野球を目指していました。大学受験が思うようにいかず野球から離れたときに、野球の先輩からゴルフを進められ大学をやめてプロゴルファーを目指すことにしました。23才という遅いスタートでした。
栃木県にある友愛ゴルフクラブ那須の研修生になり、今度はゴルフ漬けの毎日を送りました。3年でプロテストを受けるところまでは順調でしたが、プロテストのプレッシャーに負けることが多く、伸び悩みが10年近く続きました。「ゴルフはミスのスポーツだ」という言葉に出会い、メンタルトレーニングを積み、中島プロのグループで練習させてもらい平成12年にプロテストに合格することができました。
プロになってから長野に帰り現職を続けています。アマチュアの方に指導することも多いのですが、長所を生かす指導をすると効果が出ます。欠点を指摘すると良いところもダメになることが多く、「欠点を直すな、長所を伸ばせ」という落合元中日監督の言葉のとおりだと思います。ジュニアの育成を3年前から始め、小学生に教えていますが、子供も良いところを誉めるとうまくなります。技術より挨拶、ボールよりフィニッシュを取ることを大切にして、誉めて育成をしています。
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