
▲ISHIKAWA地域文化企画室代表の石川利江女史
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ISHIKAWA地域文化企画室代表の石川利江さんから「観光都市長野を目指して」という演題でお話ししていただきました。
学生の時、能を勉強していたこともあり、長野へ戻って自分が楽しむために、劇団やアーティストとの繋がりを活かして、長野で文化やアートにかかわる仕事を始めました。始めてから30年、事務所を構えてからでも20年になります。
金沢市は観光と文化に力を入れ、伝統文化と先端の文化を融合させ成功しています。前市長の「文化を大事にしない街に、未来はない」というスローガンのもと、金沢市芸術文化財団が38の文化施設を運営しています。年間176万人の来館者を誇る金沢21C美術館は教育普及と交流にも力点を置いた経営をしています。子どもの教室の開催や無料で入れるスペースを展示面積の三分の一とって親しみやすくしています。紡績工場跡を利用した金沢市民芸術村は365日24時間使える文化施設です。時間貸しで練習室や職人大学としても使用されています。
長野市でも善光寺周辺は若い世代のリノベーションによる活躍が目立ってきました。若い人が古い建物を使い全国から注目されています。門前文化会議のメンバーも30人を超え、ご開帳での文化企画や善光寺びんずる市の開催など活躍しています。
日本遺産登録へ向け、善光寺、戸隠、松代、鬼無里の歴史・文化遺産を、ストーリーを持ってつなげ面として活用・発信していきたいと考えています。
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