
▲小布施町の市川良三町長

▲竹村猛志氏(竹風堂顧問)
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小布施町の市川良三町長に「先人がしてくれた事、未来の小布施 協働と交流のまちづくり」という演題でお話ししていただきました。
小布施町は松川の扇状地に立地しており、松川が強酸性のため米作りに適さなかったことから昔から付加価値型農業が発達しました。千曲川の水運と市がにぎわい江戸中期から幕末にかけて経済が発展し、文化も盛んになりました。明治になり製糸が盛んになると取り残され小布施は100年の眠りに入ることになりました。
眠りから覚めるまちづくりに貢献していただいたのは2人の方です。一人目は私の叔父で昭和44年に町長になった市村郁夫元町長です。人口政策で宅地分譲を進め、その利益で北斎館を開館しました。果樹を中心とした農業立町と文化遺産を活かした文化立町を進めました。二人目は竹風堂の竹村さんで昭和45年に本店を開店され、卸中心だった地場産業の栗菓子を小売・飲食サービスに変え、今の小布施のにぎわいの先駆けになっていただきました。
昭和56年から始まった町並修景事業は一般的な都市計画ではなく、住民参加の田舎らしさを大切にしたもので景観に対する住民意識の向上につながるものでした。景観意識が強くなった町民によ「花」によるまちづくりも進みました。フローラルガーデンの開園や庭を解放するオープンガーデンが130軒になるなど成果が出ています。
第2ステージとして合併しない自立を選択し、町民・大学・地場産業・町外企業との協働を進めました。中心部のさらなる整備では車から人中心の整備や緑の駐車場をつくりました。第3ステージは若者の流れをつくる事業をいくつも進めています。
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