
▲斎藤安彦氏
(妻科神社宮司)

▲例会の様子

▲例会の様子
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妻科神社宮司の斎藤安彦氏に「日本の神事、商売繁盛」という演題でお話していただきました。
善光寺三鎮守・善光寺七社の一社で創建は善光寺創建以前で古い歴史があります。諏訪大社と同じ神様を祀っており、長野市内の水内大社、武井神社、湯福神社とは同じ諏訪系の神社で、八坂刀売令(やさかとめのみこと)が主祭神です。長野県内の諏訪大社の最も古い分社のひとつです。
日本人にはすべてのものの中に霊が宿っているというアニミズム(精霊信仰)という考え方があり先祖代々の思いを大切にしています。宗教も多様化しており教会で七五三を行なっているところもあります。いくつもの宗教を違和感なく受け入れているのは、日本文化のユニークな点だと思います。商売繁盛の神といえば赤い鳥居のある稲荷神社が代表的で、大企業には神社・神棚が祀られています。元々稲荷社は農業神で豊作を願う神であったがそれが商売繁盛の神と転じました。
石碑や老木を動かしたいという相談を受けることがあります。先祖・先輩が意味あって造ったものなのでその際は先祖の気持ちを考えて対応し、出来るだけ動かさないようにすべきです。榊の木は子孫繁栄、南天の木は鬼門の方角に植樹、桐の木は20年後娘が嫁に出る時のため、カリンの木は借金をしないようにと先祖が思いを込めて植えました。
神社とお寺の違いといえば神社は神道、お寺は仏教で信仰宗教が違います。生きているときの儀式には神社(現世利益)、来世と縁を結ぶのがお寺(来世利益)です。神道は日本起源の宗教で多くの神様を信仰しています。
思い立ったら吉日・善は急げ、何事も行動を起こすことが先決で、それにより物事は好転すると考えております。是非、参拝にお出かけください。
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