
▲村松浩幸氏(信州大学教育学部長)

▲例会の様子

▲例会の様子
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信州大学 教育学部長 村松 浩幸氏より「DXで変わる社会と教育」という演題でお話いただきました。「若者の突破力」がこれからの時代は特に求められ、それに期待しながらDXと融合させる教育を実践しています。「おもしろいを形に!」をテーマに研究し、NHKの高専ロボコン大会の審査員や、広報のためのTwitter開設、学内に工房の作製、グローバルなワークショップなどDXを絡めた取り組みを実践しています。近年、教員に対する考え方も多様化し個に頼っていた時代から分業の時代になっています。教員のなり手も減っており、働き方改革をしながら業務自体をDX化しました。指導方法や学生たちの課題提出も大きく様変わりし、クラウド【GoogleDrive】でデータ管理、SNS【Slack】の導入、お便りのペーパーレス化【Classroom】、児童総会・集会【Meet】、授業の振り返り【googleフォーム】、宿題や係活動などもデジタル化されています。そんな時代の中、子供たちは自然にアナログとデジタルを使い分けて学習しています。試験内容も一昔前とは一変しました。教わった内容をいかに応用して解くことが出来るかで合否が分かれ、この応用力が後々の人間形成に影響を及ぼします。経産省の「未来人材ビジョン」によると他国に比べ日本の人材投資の割合は極めて低く、生産年齢人口の減少が近々の課題で静かなる有事である。労働生産性を向上させるためにスキルアップさせ人を育てることが企業にも求められています。AIが急速に発展し最近びっくりするようなアプリも出てきました。ユーザーの入力に反応して人間のように会話する「ChatGPT」はGoogle社やMicrosoft社が脅威と感じるほどのチャットアプリです。ぜひ、試してみて下さい。
DXとの融合で主体的に学ぶことの出来る人材育成を教育現場では目指しています。 |