
▲株式会社信州コミュニケーションズ 統括マネージャー塚田博章氏

▲例会の様子
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株式会社信州コミュニケーションズの統括マネージャー塚田博章氏に「販売促進の変貌と客観視する必要性」という演題でお話していただきました。
1996年に入社し、2019年の事業譲渡まで24年間ロン都にお世話になりました。ロン都は1999年に売上72億円を達成しています。2001年から本部へ異動し販売促進の仕事に従事しました。ちょうどパソコンやデジタルカメラが急速に普及し、販促手段がネットに移り始めた激動の時代になります。LINEは県内においてかなり早い時期に導入し、他社に比べかなりともだち数が多く2万6千件程の登録があり、タイムリーなセールでは売上アップに大きく貢献出来ました。
21世紀に入りZARA、フォーエバー21、ユニクロ、しまむらなどファストファッションの潮流に押され売上高が減少傾向になりました。コンサルタントが入るようになり他責の念を捨て、自責で仕事に取り組もうと意識改革が始まりました。人の責任にせず客観的に見て判断し変革することの大切さを学びました。併せて販促部門としては費用対効果の明確化、効率の良い販促手段を選択し実施しました。安価に実施できるHPやSNS配信にも注力することになりました。
結果としてTVCMは一時的に中止し、すぐ売上が上がるDMを主体に販促することになりました。会員セールやバースデーDM主体ですから販促効率は非常に高くなりますが、少し長い目で見ると潜在客へのイメージの刷り込みが無くなり先細りになりました。顕著だったのが入卒対応の売上が大きく減少したことでした。個人情報が取れない時代でターゲットへの打ち出しが出来なかったからです。
信州コミに移って感じることはブルーカードの普及率の高さです。県民4人に一人以上に入会いただいています。もう一つは住所等のデータが非常に綺麗に管理されており、DMやアンケート調査に使われていることです。今後は先輩方が築き上げたポイントカード事業を絶やさぬよう、知恵を絞り全力で取り組んでまいります。
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