
▲古木総一郎氏(長野国際カントリークラブ代表取締役社長)

▲講師紹介者 宇都宮司氏
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長野国際カントリークラブの代表取締役社長兼総支配人古木総一郎氏から「再起 再縁 再創 会社の再生〜自分の再生」という演題でお話ししていただきました。
製品には導入・成長・成熟・衰退というライフサイクルがあります。中小企業の場合この製品のライフサイクルが会社の盛衰となる場合が多く見受けられます。業績が悪化した会社は診断、応急処置、戦略転換、新生成長という手順で再生させます。
私は東京生まれで、鎌倉でゼネコンを経営していた祖父のもとで育ちました。父が養子だったので後継者として、豪邸に住み、衣食も贅沢に過ごしました。物質的には恵まれていましたが、一族がいがみ合う環境で、古典を読み漁る青春時代を送りました。
26才の時に祖父が亡くなり代表に就任すると180億の連帯債務保証を背負い、銀行から出向してきた役員にいじめられる毎日でした。なんとか経営大学院に通い博士課程を修了し、その学びをきっかけに会社を退社しました。
その大学院の先輩から誘われて企業再生の仕事につきました。5社の再生に成功しマスコミに取り上げられる中小企業専門のターンアラウンドマネジャーとして認められるようになれました。祖母と妹との相続トラブルが起きた時、銀行から祖父が創ったゴルフ場を再生するよう申し出があり、平成25年4月に長野へ移住しました。
子供の頃夏休み毎訪れていた飯縄町は私の心のふるさとであり、移住後はおだやかな毎日を過ごせるようになりました。長野国際カントリークラブの再生もでき、毎年きちんと利益を計上できるようになりました。
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