岡社長に「地域のデザインコミュニティーに向かって」という演題でお話ししていただきました。
杉野学園ドレスメーカー学院院長の仕事は終わりにし、長野市を拠点にエコマコと岡学園トータルデザインアカデミーのふたつの仕事をしています。エコマコは石油系でない素材を使い、オリジナルデザインでエコロジーライフスタイルを表現しています。規模を追うことはせずに、肌にも地球にも優しい服作りを追求しています。今一番力を入れているのは岡学園の経営になります。
今から72年前の昭和21年に母が始めたのが長野ドレスメーカー専門学校です。母は洋裁を教える時に「体に財産」と教え延べで1万人以上の卒業生を送り出しました。平成になったころから町の生地屋さんがなくなり、全国に展開されたドレメの学校数も減少しました。この変化に対応するため校名を変え、中身を変えてきました。校名を変えてみて、皆さんがドレメと岡学園がつながらないのを実感しました。
岡学園トータルデザインアカデミーに改名し、ファッション科の他にデザインビジネス科を新設しました。昨年からは長野プロデュース科を新設し、「右手に技術力」「左手に人間力」を目標に教育しています。人は人によって磨かれますので、長野県とデザイン協定を結び、産官学連携プロジェクトを行っています。ファッションやデザインで地元の会社や団体と連携して仕事をし、学生の実践力を育んでいます。情熱を引き出すために授業の後に数多くのゼミを開催しています。人としての幅を広げるために社会で活躍されている外部講師によるフォーラムを毎週開催しています。
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