日 時:
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平成31年2月22日(金)
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会 場:
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犀北館ホテル 2Fホール
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講演:
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演題 「コメは国難の救世主になる」
講師 東京農業大学客員教授 東洋ライス株式会社 代表取締役 雑賀 慶二
氏
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▲雑賀 慶二 氏
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▲会場風景
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▲開会の辞 4C会関会長
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▲司会進行 松本例会委員長
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▲参加者は101名
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▲講演タイトル
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<講演要旨>
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私は若い時からコメの研究をしてきました。社長業は片手間で行ってきたといえます。長い歴史の中でコメの食べ方はあまり進化して来ませんでした。コメの栽培が広まっても玄米と発芽玄米として食べる時代が長く続きました。江戸時代元禄の時に白米にして食べることが始まり、明治時代に胚芽米が発明されました。私がコメの研究をはじめ、昭和36年に無石米、平成3年に無洗米、平成16年に金芽米、平成27年にロウカット玄米を発明し、新しいコメの歴史を創りました。
私が26歳の時に発明した石抜機により無石米が生み出され、ご飯には石が混ざっているのが当たり前だったのが、今は石が混ざっていないのが当たり前になりました。これは全国にある精米工場で私が発明した石抜機が活躍しているからです。
医療が発達しているのに病人が増え続け、そのため国の医療費も増え続け税収総額と同額になりつつあり、このままだと国の財政が破綻するところまで来ています。厚生労働省のデータで確認すると昭和30年代から増え続けています。江戸時代末に江戸患いという病気がはやりました。白米を主食にしたためビタミンB1が不足し脚気になる人が多かったのです。日露戦争の時、陸軍の兵隊さんの戦死の理由も脚気が一番多かったのは有名な話です。海軍は遠洋航海での経験から玄米を食べていたため脚気になる人はいませんでした。このような事例から、私は昭和30年代に精米機の性能が上がり、過精白米を主食にしたことが医療費の増えた原因だと考えました。精白米は雑味がなく美味しいのですが、糠に含まれている栄養が不足することになります。さらに同時期に車や動力機の普及により運動不足になり、主食の摂取量が減ることにより一層栄養不足になったと考えました。副食は増えましたが糠にしかない栄養は補えなかったと思います。糠には未知の栄養成分があると考えました。
糠には栄養があるが糠は不味い。これを解決するため研究し、金芽米とロウカット玄米を開発しました。その効果を証明するため自分の体で実証しました。私はもともと病弱な体質でしたが、多くの病気が治り、85歳でも元気で走ることも出来ます。医療費は同年代の10分の1以下ですし、働いて納税しています。研究を続けていて発明する能力もあります。
病気が治った例として金芽米を食べ続けて糖尿病が治った例があります。病院での検査結果が残っています。若い時から悩まされた蓄膿症もいつの間にか治りました。協会けんぽのデータで弊社社員の医療費は全国平均や同業者平均の半分になります。古代のコメは薬食同源の生薬だったのに精米技術の進歩により、栄養の多い糠が除かれてしまったことになります。糠も一緒に食べると元気になることが証明できました。
金芽米は見た目が白米と同じですが、薬機能が残っているため薬食同源であり、さらに特に美味しいところが残るため、白米よりも美味になります。玄米の表面は防水性が高いロウ層に覆われています。その下に不味いが薬機能が多い糠層があります。さらに超美味しく薬機能も特に多い亜糊粉層になります。白米は貯蔵澱粉層で美味しいが薬機能はありません。ただ貯蔵澱粉層の表層部は特に美味しく薬機能もありますが、精米時にこの表層部も除かれてしまいます。美味しく薬機能がある亜糊粉層と貯蔵澱粉層の表層部を残したコメが金芽米になります。
ロウカット玄米は独特の技術で玄米表面のロウ層のみを除去したコメになります。ロウ層はロウソクのロウと同じもので防水性が高くコメを籾殻と一緒に守るものです。そのため美味しくなく胃腸に負担をかけるため、玄米食は体に良いと分かっていても続けられない原因になっていました。ロウカット玄米は、玄米の栄養はそのままに、簡単に炊けて白ご飯の感覚で食べられます。
日本には薬事法という法律があり、金芽米やロウカット玄米で病気が治ると言うことはできません。ですが協会けんぽの医療費の削減データや老人ホーム入園者の認知機能変化のデータを見れば効果はお分かりいただけると思います。さらにお客様から寄せられたレビューからは、花粉症、アレルギー、アトピー、便通、鼻炎、口内炎などが改善し、肌荒れがなくなり風邪やインフルエンザにかからなくなることがわかります。
金芽米とロウカット玄米は無洗米ですから研がずに炊けます。炊飯時に水の量を多めにすることと水に浸す時間を長くするだけで普通に炊けます。面倒なことはありませんのでお試しいただいて健康増進に役立てていただければと思います。それがまさに医療費の増大が国の財政を破壊する国難から日本を救う方法だと考えています。
(文責/関 隆之)
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