
▲気象予報士の松元 梓 氏

▲例会の様子

▲例会の様子2
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気象予報士の松元 梓さんから「お天気にまつわる知識」という演題でお話していただきました。
現在、SBCラジオ番組の「ミックスプラス」で気象キャスターをしております。
長野県にはご存じの通り海がありません。海風が入ってくる地域では極端な暑さや寒さが起きにくいのです。一番暑いときの平年値(過去30年間の平均)は東京や新潟と比べると実は上回り、最低気温は断トツに低く寒暖差では37度にもなります。統計開始以来、沖縄県那覇市の最高気温の平年値は35.6度に対し長野県は38.7度です。今年も昨年並みに暑い年になりそうです。熱中症で毎年1,500名もの方がお亡くなりになられていますのでくれぐれも注意いただきたいと思います。国連事務総長が地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代が来たと仰っています。その背景として忘れてはいけないのが、地球温暖化というとても大きな問題です。人間活動によって排出される温室効果ガスによって地表の平均気温が上がり、地球規模の気候変動が起こっているという危機的な状況に直面しています。温暖化を抑制するためには一人ひとりの意識改革が必要です。近年、温暖化の影響で異常気象が起こりやすくなっています。昨年の平均気温は観測史上最高を記録しました。今年はそれを更に更新すると予想され、2100年には全国的に40度を超えていくのではないかと予想されています。気象庁のホームページ内に「キキクル」というサイトがあります。土砂キキクル、浸水キキクル、洪水キキクルと3種類ありそれぞれ注意喚起していますので活用してみて下さい。自分の身は自分で守るという意識を持って環境変化に備えていく必要があります。
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