
▲中谷商事(株)代表取締役社長 中谷冨美子氏

▲例会の様子
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中谷商事(株)代表取締役社長 中谷冨美子氏から「エンターテイメントと地域発展の繋がり」という演題でお話していただきました。
当時、県庁所在地でシネコンが存在しないのは長野県だけだった2006年に「長野グランドシネマズ」をオープンしました。祖父が1950年に長野市吉田に映画館を開業し、長年にわたり多くの人々を楽しませてきました。1960年代からカラーテレビの普及により来場者は減少し斜陽化の一途を辿っております。その後映画館の他に賃貸マンション、ボーリング場を数か所開業し継承しました。2000年代に入り映画はフィルムから3Dを経てデジタルへと変貌しました。シネコンと言えば郊外型が主流ですが、今までの地の利を活かし市街地で開業出来ました。現在の映像クオリティはとても進化しており地方といえども世界同時公開が出来ます。映画館は世界同時に感動の共有ができ、「お互いさま」を学べるすばらしい空間です。これを末長く残していく事が使命だと思っています。ここ数年は「ライブビューイング」の上映が盛んです。初めて行ったのは「嵐」のライブで今ではかなりの収益に繋がっています。他には結婚式の2次会や年末コンサート、地元スポーツチームの紹介、企業コラボなど有効的に映画館を活用頂いております。町の中心地にシネコンを残し、自転車や徒歩でも来れる場所、子供さんもお年寄りも皆さんで来てほしいと願っております。
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