遠藤社長に「変化するマーケティング」という演題でお話ししていただきました。
家業を継ぎたくなく進学し超伝導を研究していた東京工業大学3年生21才の時に父親が急逝したため社長になりました。社長に就任して36年目になり、売上高は6千万円が10億円になりました。長野県内で102番目だった順位は真澄さんの次の2番目になり、利益率は10%です。
世の中の風向きを感じて、ツキを自分で持ってくること、マージャンやゴルフでも大切と言われることを勘と数字でつかむことが大切だと思います。会社の経営はヨットの操縦と同じで、船室にこもると風がわからなくなるので、自身で話題のところに行って世の中の変化を見て感じるようにしています。
将棋は3段の腕前で2手3手先を読むことも心がけています。先が読めればピンチがチャンスになります。酒税法に縛られた業界ですが、等級の廃止時にも業績を上げることが出来ました。中小企業の成功の秘訣は先に行く人を見つけ、その後をついていくことだと思います。サントリーがモンドセレクション金賞を広告に使ったとき、当社も受賞を販促に使い売上向上になりました。
消費者を主体に考えることも大切です。販売先は酒屋からスーパー、ディスカウンターそしてコンビニ、ドラックに変えてきました。商品は25才の時渓流をつくり、どむろく、朝しぼりをヒットさせ、最近は直虎や彗が話題になっています。
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