株式会社みすずコーポレーションのお客様相談室神田幸忠室長に「顧客対応マネジメント クレーム対応とリスク管理」という演題でご講演いただきました。資料を担当の諏訪社長がまとめてくださいましたので、欠席された方には同封しました。
企業不祥事が多くなっていますが、2007年の不二家の事件のように被害者がゼロでもその企業の存続に影響するほどクレーム対応の潜在的なリスクが大きくなっています。クレーマーと呼ばれる方が多くなっていますし、賞味期限が過ぎてしまったら、同じものを買ってクレームを付ける悪質なケースも増えています。マスコミも事の真実ではなく消費者の取材だけに基づいて、企業がすべて悪いと一方的な報道をする場合が多いのが実状です。
クレーム対応には初期対応がもっとも大切で、迅速で適切な対応が求められます。正直な対応も大切で、食品では生産記録をとっておき公開することや公的な検査機関での理化学検査のデータの使用も行っています。検査によると当社では、流通過程やお客様の使い方に問題がある場合の方が多くなっています。
当社ではお詫びの場合は、同等のものをお持ちすることを社内規定で決めていますが、クレーマーの自宅に他社の製品が山積になっていたこともあります。過剰な対応は必要ないと思います。悪質なクレーマーに対応するには弁護士に対応をしてもらうことや、警察との連携もしていく必要があります。
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