有限会社酢屋亀本店は今年で100周年を迎えます。明治35年2月11日の紀元節の創業で当時は醤油が主体でした。2代目の父の時代は味噌が主で、税務署対策が大変な程、ものすごく儲かっていました。三代目の私が大学を卒業し修業の後、長野へ戻ったのが昭和50年です。当時スーパーマーケットが多くなり、消費者がスーパーマーケットで買うように変化していました。そこで通販を始めましたが、売上が上がるようにと、母が作っていた漬物やそばを加えて通販で成功しました。通販のお客様が来店されるようになり、店の改装をしようと思った時、やり方がわかりませんでした。戸倉で開かれた商業界のセミナーで竹風堂、平安堂、アオキ、元庄屋の各社長さんの話を聞き、その後竹村社長のアドバイスのおかげで、小売に進出できました。現在は通販、卸、小売が三分の一ずつです。今後、小布施と軽井沢に出店したいと考えています。(他に食品業界の動き、業界内の不祥事、味とブランドとサービスについてお話ししていただきました。)
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