竹村さんから「竹風堂のブランド戦略と広告」についてお話いただきました。
物が売れにくい、競争の激しい時代です。小布施も状況は同じですが、経営に関する考え方はそれぞれの企業で異なり同質ではありません。どこがどう違うかを広告で訴求し、お客様に理解していただくことをブランド戦略の中心に据えています。商品に対する知識をお客様に啓蒙する事もあります。
絶対的な強みを持つ商品を持つことが経営の上で重要な課題です。竹風堂には、栗ようかん、栗かのこ、栗おこわ、方寸の4本の柱があります。これらのコアの商品はイトーヨーカドーの伊藤氏からも敬意を表するという手紙をもらいました。
商品パッケージの研究にも力を注ぎ、特殊アルミ箔容器やプラスチックイージーオープン容器でも競合に差をつけています。
売上予算や利益計画は作成せず、社員にノルマはありません。過去5年の推移表にもとずいて営業させ、経営しています。経営上の最優先課題はお客様の数をふやす事です。現在は不景気で客単価は減る一方です。売上は減ってもよいが、客数を伸ばす事を目標に営業させています。
コンスタントに利益の出る体質になっていることもあり、売上の伸びは年2〜3%ですが、前期今期と最高益をあげることが出来ました。
|