信毎販売センターや信毎観光の社長を務められた株式会社メディア通商 代表取締役岩本弘氏に「挑戦しよう 定年・シニア起業」という演題でお話ししていただきました。
昭和18年に諏訪の下社内にある岩本稲荷神社の神官の家に生まれ、昭和42年に信毎に入社しました。入社後の20年間は新聞記者として連合赤軍あさま山荘事件など多くの事件を取材し、特集を組んだりしました。
入社20年後に労務部長になったのが一つの転機でした。輪転機からコンピューター編集に代わる時で、退職金の4割カットや退職者に対し二分の一採用にするなど合理化を経験し、労務について勉強になりました。
その後、信毎販売センター、信毎販売、信毎観光等の社長を歴任し、長野県ソクバイ、長野県折込広告センター、長野市民新聞、松本平タウン情報等を立ち上げ、経営について勉強しました。
サラリーマンにとって定年後は悠々自適、晴耕雨読が目標で、あこがれでもありましたが、年金支給額減額の年金問題や少子高齢化に伴う医療費の負担増、消費増税はじめ諸物価の高騰、老後施設の入所や介護問題などこれからのシニアにとって難問が山積した状況になってしまいました。
退職後の年賀状に書いた、起業と「弁護士費用保険」代理店が知人の間で話題になり、問い合わせが殺到しました。ブログが「挑戦しよう 定年・シニア起業」という書籍になり、今年4月からは「シニア起業実践塾」をスタートしました。労務や経営経験を活かし、老後を豊かに生きるをテーマにこれからも活動してゆきたいと思います。
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