株式会社黒船の村山幸造社長に「黒船の原点」という演題でお話しいただきました。
長野市の魚屋に次男として生まれました。そのため子供時代は外食を経験することなく自宅で魚を食べる毎日でした。高校生のアルバイト先で食べたハンバーグに感動したくらい外食には縁遠い生活でした。卒業後もディーラーに就職しましたが、運命の出逢いの連続があり、飲食業界に入り、独立し、多店舗展開をすることになりました。
修行時代は昭和の料理人に鍛えてもらいました。従業員用のまかないを作っても食べてもらえないことがあり理由を尋ねると「料理人は口に合わないものは口にしない」まかないでも心をこめて料理を作れ、まかないを作るときも修行しろと教えられました。
24才で居酒屋を開業できました。最初は売上がなく現実の激しさを経験しました。やっと客が多くなったとき、一人で忙しく働いていると、なじみの印刷会社の社長に「料理人か、経営者か、どちらを選ぶ」と言われ経営者を選択しました。2店目のラーメン店も成功した時、有頂天になり謙虚さがなくなり、従業員全員から辞表が出るという挫折も経験しました。
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