システックス スケルトンクラブ代表の越和宏選手に「夢の実現 中年の星」という演題でスピーチしていただきました。
スケルトンというスポーツはボブスレー、リージュと並ぶ競技で、うつぶせで頭からすべるため一人乗りだけです。人は頭のほうが重いので、バトミントンのシャトルと同じで重力で自然に落下し、初めての人が今日から始めても出来る競技です。ぜひ一度スパイラルで試してください。競技場は世界に16箇所、アジアにはひとつしかありません。スパイラルは貴重な競技場ですので、存続に協力をお願いします。
木曽の王滝村の出身で、王滝村に銅像を立てるのが夢です。夢の実現には人がやらないスポーツが良いと考えボブスレー部がある大学に進学し、長野市の臨時職員としてオリンピックを目指しましたがダメでした。オリンピックの予選で落選した27才のときにスケルトンに出会いました。代表になり世界旅行にいけると軽く考えていたところ、心から好きになり、スイッチが入った状態になりました。
選手としては遅かったですが、好きなことにエネルギーを注げました。氷から10cmのところをスパイラルで時速125km、バンクーバーでは150kmになりますが、5つ先のコーナーまで予測してコントロールして滑れるようになりました。ソルトレーク、トリノのオリンピックに出場し、トリノではひとつのイージーミスのためにメダルを逃しました。バンクーバーの来年2月18日目指して、4年で渡る命を懸けた綱渡りをしてきました。メダルを取りにいきますので応援お願いします。
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