有限会社いろは堂 代表取締役 伊藤宗正氏に社長と会社の歴史についてお話をしていただきました。伊藤社長は鬼無里観光振興会の会長でもあります。
昭和30年福岡生まれです。中学高校は熊本で卒業しました。大学時代を東京で過ごし、新潟の笹団子の会社に入社しました。昭和56年の10月に上田のイトーヨーカ堂での催事のときに隣の売場がいろは堂でした。ここで妻と知り合い翌年2月に結婚、婿に入りました。以来28年が過ぎ、やっと信州人になったところです。
当時は昭和30年から始めた学校給食のパンの製造と炉ばたのおやきの製造・販売で年商3千万でした。昭和の終わりころに一村一品運動がおこり、消費者の目が田舎に向きだしました。小川の庄さんがアメリカのジャパンフェアに出店し、第一次のおやきブームにもなりました。義父と私がそれぞれ年200日間、全国のデパートの催事に参加し年商1億を達成できました。
平成に入ってから、商標登録、ながの東急・エキュートへの出店、本店や工場の新築・増床・改装、増資を実施し、昨年度の年商は4億円になりました。地元鬼無里の山菜やキノコ、季節の野菜を使用したおやきを開発し、いくつかの賞を受賞し、テレビ番組でも取り上げられました。
鬼無里に立地している良さを生かしながら、健全な投資を続け、売上を成長させて行きたいと考えています。
|