私が「勝利を目指して」という演題でお話しさせていただきました。
シューマートに入社する前からオーナーに社長にすると言われ、5年で副社長、10年で社長にしていただきました。先輩社員もいる環境ですから結果を残さなければいけませんので競合店に打ち勝つための戦略を中心に勉強をしました。
戦史を勉強すると「敵の主戦力を無力化」できると、味方の損害が少なく敵を全滅させる圧倒的な勝利を収めることができます。織田信長が鉄砲の3段構えと馬防柵で日本一強い武田の騎馬隊を破ったのが良い例です。靴店がゴムメーカーの運動靴しか扱えなかったときに店舗内に壁をつくりスポーツメーカーのスポーツシューズを導入販売し同業者に大きく差をつけることが出来ました。
同じ商品チャネルを持つ全国チェーン店に対抗するためにはランチェスターの法則通りに店舗面積が1.7倍の店舗を出店し競合店を圧倒しました。90坪の靴流通センターに対して150坪の店舗を競合させ、県内30店舗の靴流通の店を閉店に追い込んで行きました。商圏人口7万人の商圏には150坪の郊外店、商圏人口18万人の商圏に300坪の大型郊外店を出店し、店舗数は増やすことなく13年間で30億円の売上が75億円になりました。
全国チェーンは商圏内のシェア15%を目指しますが、ローカルチェーンとして地域に密着し、出店エリア内での認知度を高めるために26%のシェアを達成しました。このシェアになるとお客様が店名で呼んでくれるうれしい状況になります。
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